令和5年4月1日から、地方税統一QRコード(eL-QRエル キュ-ア-ル)を活用した地方税の納付が開始されました。
eL-QRを使った支払いには、次がお得です。
・チャージ時にポイントがたまるタイプの決済アプリと相性良し!
・または1%超のポイント還元のクレジットカードもオトク!
地方税お支払いサイトでのクレカ利用には手数料が掛かります。
この手数料よりクレジットカードのポイント還元が大きいかが重要です。
QRコードを使った決済アプリの場合は、チャージでポイント還元がつくかが重要です。
詳しくみていきましょう!
eL-QRとは
冒頭の繰り返しですが、令和5年4月1日から、地方税統一QRコード(eL-QRエル キュ-ア-ル)を活用した地方税の納付が開始されました。
かいつまみますと、地方税を、eLTAXエルタックス内の特設サイト(「地方税お支払サイト」)や、スマートフォン決済アプリを通じて支払えるようになります。
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何の支払いに関わる?
何の支払いに関わるかですが、名前の通り、地方税になります。
自動車税や固定資産税などです。
毎年、時期になると数万円の現金を卸す必要がありましたが、キャッシュレスで支払えるなら便利ですね!
対象は、納付書に次のようなQRコードがあるものです。(下図の青枠箇所)
過渡期ですので、まだ対応していない地方自治体や税対象はあるかもしれません。
地方税の支払い手段は何がある?
eL-QRというだけあって、QRコードを使ったキャッシュレスに対応するんだなーというのは想像がつきます。
そもそも、今回の変更後の地方税の支払い手段には何があるのでしょうか?
大きく分けると次の手段があります。
・現金
・インターネットバンキング、口座振替
・クレジットカード
・QRコード対応決済アプリ
現金は、対象の金融機関やコンビニバーコードで支払っていた方式ですね。
今回の変更で、全国の「地方税統一QRコード対応金融機関」でも納付できるようになりました。
特定じゃなくなったということですね。
eL-QRを使ってクレジットカードで支払う場合の注意点
クレジットカード支払いの場合は、こちらの「地方税お支払いサイト」を利用します。
同じくeL-QRを利用し、カメラまたコードリーダーでeL-QRを読み取るか、納付書に記載のeLコードを使用します。
その後、クレジットカードで支払います。
対応しているクレジットカード会社例として、VISA、Mastercard、JCB、American Express(アメックス)、DinersClubが挙げられています。
地方税お支払いサイトトップページ – 地方税お支払サイト 地方税お支払サイトのトップページです。 地方税お支払サイトでは、ご自宅やオフィスに届く納付書に印刷されたQRコードやeL番号を使い、スマートフォンやパソコンで自動車…
ただし、納税額に応じてクレジットカード利用手数料が掛かり、利用者負担です。
最初の1万円までは37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)が加算です。
税込みだと、1万円までは37円+税、2万円までは(37+75)+税、3万円までは(37+75+75)+税が加算ですね。
具体的に計算してみると次のようになります。
手数料影響が大きく、クレカ払いは注意が必要です。
ポイント還元0.5%だと損、ポイント還元1%以上ならお得、です。
納付額 | 手数料(税込み) | ポイント還元0.5% | ポイント還元1% |
---|---|---|---|
0~10000円 | 40円 | 50円 | 100円 |
10001~20000円 | 123円 | 100円 | 200円 |
20001~30000円 | 205円 | 150円 | 300円 |
30001~40000円 | 288円 | 200円 | 400円 |
40001~50000円 | 370円 | 250円 | 500円 |
eL-QR対応決済アプリを使うメリット
それでは、決済アプリだとどうなるでしょうか?
まず支払いに利用できる決済アプリを見てみましょう。
PayPay、楽天ペイ、au PAY、d払い、
ファミペイ、PayB、Bank Pay、atone、はまPay、ゆうちょ通帳アプリなど
有名どころは概ね対応していそうです。
利用手数料やポイント還元はどうでしょうか。
まず、クレジットカードとちがい、利用手数料が掛かりません。
次に、eL-QRで決済した際にポイントはつかないようです。懸賞応募になるサービスはあるようです。(2023年6月現在)
決済アプリの場合だともう一つ要素が増えます。
チャージです。
楽天ペイを例に見てみましょう。
引用:「楽天ペイ(請求書払い)」は、「楽天ポイント」「楽天キャッシュ」が利用可能です。「楽天カード」から「楽天キャッシュ」へチャージをすると0.5%の「楽天ポイント」が還元されるため、現金で支払うより0.5%お得
「楽天ペイ(請求書払い)」、地方税統一QRコード「eL-QR」が4月17日から利用可能に|楽天ペイメント株式会… 楽天ペイメント株式会社(以下「楽天ペイメント」)は、「楽天ペイ(アプリ決済)」(以下「楽天ペイ」アプリ)において、2023年4月17日(月)より、地方税の納付書に印…
つまり、手数料なし、eL-QR支払いに時にポイント無し、
しかし支払いに使う前のチャージ段階でポイントがつくということですね!
となると、クレジットカードとどちらがお得なのか気になりますよね。
先ほどの例と比較してみましょう。
1.0%還元のクレカなら、利用手数料と相殺してもメリットがある、ということでした。
楽天ペイのようにチャージで0.5%還元とどちらがお得になるのでしょうか?
まとめた結果がこちらです。
納付額 | クレカ1%還元 -利用手数料 | チャージによる ポイント還元0.5% |
---|---|---|
0~10000円 | 59円 | 50円 |
10001~20000円 | 76円 | 100円 |
20001~30000円 | 94円 | 150円 |
30001~40000円 | 111円 | 200円 |
40001~50000円 | 129円 | 250円 |
ほとんどの場合でチャージで0.5%のポイント還元を受けた方が基本的にお得、ということが分かりました!
割愛しますが、1.2%還元のポイントカードでトントンか少し少ないくらいです。
1.5%以上の高クレジットカードなら、クレカの方がお得になります。
また、この決済アプリでチャージ時に0.5%のポイントがつく、についてです。
そのうち状況が変わりそうですが、
執筆時点(2023年6月)では、該当するのは「楽天ペイ」だけのようです。
eL-QR支払い時は後払いクレジットカードのみが使えるケース、クレカチャージからポイントが付かなくなったケースがあります。
代替として、eL-QRでQRコード支払いした方向けにキャンペーンをしているサービスがあります。
今回のまとめ
今回のまとめです。
・地方税統一QRコード(eL-QR)で、自動車税などの納付ができる
・eL-QRでクレカや決済アプリで支払いできる
・クレカ決済は利用手数料が掛かるが1%以上のポイント還元があればお得
・楽天ペイなどの決済アプリで0.5%還元が概ねいちばんオトク
ということで次の地方税納付の際にはeL-QRを使って、
決済アプリやクレジットカードを利用してみてはいかがでしょうか。
ポイント還元1.0%の楽天カードと、チャージ時に0.5%還元される楽天ペイは、eL-QRでの支払いに活躍しそうです。
こちらも併せてご検討いかがでしょうか。
私は楽天市場のふるさと納税+楽天カードでかなり重宝しています。
以上になります。いかがでしたでしょうか。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、読んで頂きありがとうございました!