【関東版】電気料金比較で分かった!エリアでいちばん安い電力会社ランキング!

電気代は生活費の中でも上位に入る支出と言われます。できるだけ安くしたいですよね。
電気料金比較からおすすめの電力会社を絞り込み、ランキングにしてご紹介したいと思います。
大手電力、エネルギー大手、通信大手、新電力ジャンルからピックアップし、チャートで分かりやすく比較します!

目次

電気料金比較のポイント

日本の電気料金の基本計算式は、基本料金 + 従量料金 + 燃料調整費で構成されます。

基本料金は利用する契約プランによって異なり、従量料金は実際の電力使用量に応じて計算されます。
燃料調整費は燃料価格の変動による影響を補正するための費用です。

そもそも、これらはどういう役割で設定されているのでしょうか?
ひとつずつ見ていきたいと思います。

基本料金

基本料金は、電力供給契約において、定期的に支払う一定の金額です。
これは電力会社がインフラの維持やサービス提供のために必要な固定費をカバーするための料金です。
基本料金の額は契約プランや契約内容によって異なり、使用電力量に関係なく発生します。
一般的に、基本料金は電力会社の運営コストやインフラの維持に関する費用を賄うために設定されます。

従量料金

従量料金は、電力使用量に応じて計算される料金のことです。
使用量が多いほど従量料金が増加し、一般的には1kWh(キロワット時)あたりの料金が適用されます。
利用者が消費する電力量に比例して変動するため、効率的なエネルギー使用を促す目的もあるとされています。

燃料調整費

燃料調整費は、電力会社が電力を生成するために使用する燃料の価格変動を反映するための費用です。
燃料の価格は市場の変動によって影響を受けるため、電力会社はこれらの変動に対応するために燃料調整費を導入しています。
通常、一定期間ごとに見直され、価格変動に基づいて調整されます。例えば直近3ヶ月平均を反映する、などです。
この費用は電力会社が収益を維持しつつ、燃料価格の変動による影響をユーザーに適切に分散させるための仕組みとなっています。

電力会社を比較する際には、契約プランごとの基本料金や従量料金、燃料調整費の詳細を確認し、自身の電力使用量に合ったプランを選ぶことが重要です。
とはいっても、逐一計算してられないよー!ということで比較サイトがシミュレーションしてくれたりします。

ところが、最近は燃料調整費の変動が激しくなり、電気料金プランの変更が相次ぎました。
その結果、比較サイトで安いと設定されているあの電力会社は実は高い、などの情報が飛び交うようになりました。

私自身も電気代を見直したいと思って調べていたところ、半信半疑になってきました。
そこで、各社の電気料金プランから実際に計算して、料金比較をしていきたいと思います。

電気料金プラン比較

環境省の公開情報によるとひと月あたりの電気使用量は約350kWhとされています。
一般的に一人暮らしでも約200kWh使うと言われています。

環境省
お探しのページは見つかりません 環境省のホームページです。環境省の政策、報道発表、審議会、所管法令、環境白書、各種手続などの情報を掲載しています。
環境省:家庭のエネルギー事情を知る

そこで、100kWh~500kWhについて電気料金をチャート表示し、視覚的に比較したいと思います。
比較条件は次の通りです。
・2023/8時点で公開されいてる電気料金プラン
・2023/8時点で新規受付あり
・40A想定。
・燃料調整費は2023/8値。
・政府の激変緩和措置(-7円/kWh)は除く。比較なので。

この条件で、各ジャンルについて比較していき、各ジャンルのトップクラス同士で比較してランキングにしたいと思います。
それでは順にみていきましょう!

大手電力会社

日本の大手電力会社は、東京電力(TEPCO)、関西電力(KEPCO)、中部電力(Chubu Electric)、九州電力(Kyushu Electric)などがあります。
これらの企業は日本国内で広範な地域に電力供給を行っており、長らく独占的な地位を保ってきました。
再生可能エネルギーの導入や電力自由化により競争が進展していますが、大規模な発電設備や広範な供給網を有する点が特徴です。

関東では東京電力が基幹の電力会社になっています。

引用:東京電力_電気の料金プラン一覧

東京電力エナジーパートナー
https://www.tepco.co.jp/ep/

以下では、東京電力の料金プランをベンチマークに、
・電気以外のエネルギー大手
・通信大手
・新電力
の各ジャンルで比較していきます。

電気以外のエネルギー大手

エネルギー業界は、電力、ガス、石油と言われています。
ガス、石油大手も電力会社として参入しています。
その中から次をピックアップして比較しました。
・東京ガス
・idemitsuでんき
・ENEOSでんき
・コスモでんき

100~500kWhでほぼ同じ傾向でした。
特に料金が割安な順に並べると、次の順です。
いずれも東京電力のスタンダードSより割安な結果でした。
idemitsuでんき_Sプラン
ENEOSでんき≒ 東京ガス_基本プラン

通信大手

通信大手も各社電気料金プランを展開しています。
通信会社は各社クレジットカードや電子マネーサービスも手掛けています。
それらと絡めたサービスが多いです。
例えば、ドコモでんきはdカードゴールドだとポイント還元6%(ドコモでんきGreen)。
ソフトバンクでんきもpaypayカードゴールドだと3%還元です。

これらの還元も含めてどうか?が知りたいですよね。
今回は次のプランについて、ポイント還元込みで比較しました。
ポイント還元分を乗じています。(例えば6%還元の場合は、電気料金×94%で表示)
・楽天でんき_プランS
・ドコモでんきGreen
・ドコモでんきBasic
・auでんき_でんきMプラン
・ソフトバンクでんき_おうちでんき

ドコモでんきGreenが100kWhだと割高。その後、250WhあたりからドコモでんきBasicより割安になりました。
その他はおおむね使用量によって変化せず、でした。

次のみが東京電力より割安な結果でした。
ソフトバンクでんき

新電力

新電力は、電力自由化によって誕生した電力供給業者です。従来の大手電力会社以外の事業者を指します。
これらの企業は再生可能エネルギーの導入や低価格での提供、柔軟な契約プラン、新しい技術の活用など、革新的な特徴を持ち、大手電力会社に対抗して市場シェアを拡大しています。

ウクライナ危機以降、撤退や新規受付停止などの動きもありました。

燃料調整費でなく電源調達調整費を導入する企業もあります。
電源調達調整費が妙に安い設定になっているプランは、今回の候補から除きました。
今回比較したのは次のプランです。
・ミツウロコでんき_従量電灯B
・オクトパスエナジー_グリーンオクトパス
・TERASELでんき_超TERASEL東京B

割安順に並べると、次の順でした。
TERASELでんき_超TERASEL東京B
ミツウロコでんき_従量電灯B

結構面白い順でした。
実は関西、中部についても比較していたのですが、その時は次が良い順位でした。
出資元の東京ガスとの競争を避けているのかもですね。
・オクトパスエナジー_グリーンオクトパス

逆に次はもうとちょっと順位がさがっていました。
関東注力なのかもしれません。
・ミツウロコでんき_従量電灯B

このあたり各地方版をやってみると色々発見がありそうです。

エリアでいちばん安い電力会社ランキング

さて、いよいよランキングです。
各ジャンルでトップクラスが見つかりました。
チャート比較してみたいと思います。

このような結果になりました。
いずれも基幹の電力会社より割安になりそうです。
上記グラフで重なって見える通り、上位は僅差です。
こうして並べると、ソフトバンクでんきは使用量が多いと少し割高になるようです。

差が分かりにくいのでもう少し拡大してみましょう。

ここまでくると差が見えてきますね。
見方によって順位が変わりそうですので、判断基準を定めます。
環境省の情報によれば、約350kWhが使用量の平均とのこと。この数値を採用します。

ということで、350kWhで判定したランキングがこちらです!

関東エリアでいちばん安い電力会社ランキング(2023/8時点)

  1. idemitsuでんき_Sプラン
  2. ENEOSでんき
  3. 東京ガス_基本プラン
  4. TERASELでんき_超TERASEL東京B
  5. ミツウロコでんき_従量点灯B

次点:ソフトバンクでんき_おうちでんき

比較条件
・2023/8時点で公開されいてる電気料金プラン
・2023/8時点で新規受付あり
・40A想定。
・燃料調整費は2023/8値。
・政府の激変緩和措置(-7円/kWh)は除く。
・約350kWhで判定(使用量平均(環境省情報より))

ランキングトップクラスの電力プラン同士だと差は結構詰まっています。
その時々の燃料調整費のわずかな違いで変わるレベルです。
この中、あるいはこれに匹敵するものがあれば選んで間違いない、と言えるでしょう。

他の要素判断として、例えば電気料金以外のメリットやキャンペーンの有無で判断してみてもよさそうです。
今回のランキングTOP5を対象に、
料金詳細、クレジットカード対応、ポイント還元、加入特典について比較した結果がこちらです。
各社独自のメリットがあるプランが色々あります。

スクロールできます
idemitsuでんき
Sプラン
ENEOSでんき東京ガス
基本プラン
TERASELでんき
超TERASEL東京B
ミツウロコでんき
従量点灯B
基本料金[円]
(40A契約)
1180.961180.9611441180.961180.96
~120kWh
[円/kWh]
19.9119.9719.783032.11
120kWh~
300kWh[円/kWh]
24.4724.6325.2934.4633.33
301kWh~
[円/kWh]
26.2126.3127.3635.8435.99
燃料調整単価
[円/kWh]
5.225.225.22-4.21-4.21
クレジットカード
支払い
ありありありありあり
ポイント還元なし0.5%
提携カードの
ポイントが1.5倍
なし0.5%
楽天ポイント
なし
加入特典なしなしガス・電気申込で
電気代基本料金
1か月無料
楽天ポイントなど
2000pt付与
新規契約で
3,000Pontaポイント
その他の特典ガソリン2円/l引き
EV200円引き/月
ENEOSカードで
1年/l引き
(ポイント還元と排他)
0.5%割引
ガス・電気セット割
なし契約継続半年ごとに
500Pontaポイント
※2023/8時点の比較(アトスコ調べ)
※燃料調整単価は激変緩和措置(-7円/kWh)は除く

この他にも、比較サイト独自のキャンペーンをやっている場合があります。
中には5000円、1万円相当の大型キャッシュバックや還元があったりもします。
本来の電気料金比較を確認したり、独自キャンペーンをやっていないかチェックしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上となります。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、読んで頂きありがとうございました!

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