【ITパスポート試験】申込から合格まで必要なこと_まとめ

icatch_ipass

ITパスポート(通称:iパス)は、情報処理機構 – IPAが実施している試験です。
iパスそのものについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

今回の記事では、2021年12月9日~2022年1月9日でiパス試験へチャレンジした連載記事をまとめ直し、試験の申込から、勉強方法、試験日の調整、試験当日の持ち物、合格発表まで、全体的なことが分かるiパス試験ガイドを作成しました。
実体験した生の情報ですので、きっとこれから受ける方のお役に立つと思います!

今回の記事は次のような人におすすめ!
・ITパスポート試験を受けるかどうか考え中
・申し込みから合格までの流れが知りたい

それでは、どうぞ!

目次

申し込み

受験資格

ITパスポート試験 は特に必要な前提資格はありません
例えば、大学受験における高卒認定であったり、
他には FP2級におけるFP3級の合格のような前提条件はありません。

受験申し込み

会場を選び、日にちを選択して申し込みができます。
試験日は後から変更可能です。ですので、まずは申し込んで勉強開始することをおすすめします。
というのは、試験予約が取りづらいからです。
2か月先の日程に申し込んでおき、状況を見て、延期や、キャンセルを待って前倒しが良いです。
キャンセル待ちのやり方は後述します。

  1. 利用者IDの作成

2. 利用者メニューから受験申込画面へ

3. 都道府県ごとに受験会場を選択

4. カレンダーから空き日程を探して申し込み

※時間帯によっては本当に繋がりにくいです!というのもアクセス制限をすることがあるそうです。
繋がりにくい場合は時間をあけた方が良いです。

受験料

受験料として5700円(2022年4月以降は7500円)が必要です。
所定の方法で支払います。クレジット決済やコンビニ決済が利用できます。

勉強方法

出題内容

社会人としての基礎的な知識が問われます。下記のように知識を基に正しい選択肢を選ぶ出題が多いです。

令和元年度 秋季 ITパスポート試験公開問題より

大別して次の知識が問われます。具体的には公開過去問が参考になります。
詳細はシラバスが公開されていますが、市販のテキストを一度手に取って貰うのが、一番やさしく理解できると思います。
市販のテキストの例は後述します。

  • ストラテジ系(企業活動、法務など)
  • マネジメント系(サービス・プロジェクトマネジメントなど)
  • テクノロジ系(初歩のプログラミング、コンピュータ、セキュリティなど)

「IT」からプログラミングやネットワーク的なことを想像しますが、もっと基本的かつ本質的な知識も問われます。そこが良いところで、ITパスポート試験の勉強を通じて、社会人として、知っていれば助けになる知識を身に着けることができます。
私自身は、この資格を勉強するまで、知らなかったことが多いです。
試験を終えてまだ日が浅いですが、既にいくつかは、今ではよく使う知識になっています。
せっかくですので、この機会に是非身に着けられるとよいでしょう!

おすすめの勉強方法

私の実体験では、毎日少しずつコツコツ続けるのがおすすめです。
独学で毎日15分以上の勉強を一か月続けて、合格することができました。
時間が作れれば、1週間も可能と思います。
おすすめの勉強方法を、次に紹介します。

また、こちらの記事では、リアルな勉強記録を公開しています。一か月・16時間の勉強記録です。

おすすめの勉強道具

市販のテキストがおすすめです。
テキスト兼問題集 1冊(\2000程度)があれば、勉強から、暗記、過去問で間違えた時の見直し、実際の仕事の中で辞書代わり、とずっと役に立ちます。
シラバスに準拠されたテキストが各社から販売されています。受験年度ごとにシラバスに対応したものが良いです。
私のおすすめは次です。実際に使って合格できたものです。
2022年4月以降の受験を考えている方は、令和4年度版が良いです。

良い点は、
・シラバス、過去問からエッセンスを分かりやすく抽出してくれている。
・赤シートを使って暗記ができる。
・暗記用まとめページがあり、全編のチェックが短時間でできる。
・索引があり、例えば過去問で間違えた内容をすぐ調べられる。

CBTの練習

CBTに慣れる

実際のCBT方式の疑似体験ソフトで慣れることをおすすめします。
公式からCBT疑似体験ソフトが提供されています。
次の理由から、何度か実際にやって、操作に慣れておくとよいです。

・100問出題される中で、後で見直したい問題に戻れる「見直し機能」がある。
・エクセルのような表計算からの問題で、
 問題文中に関数表示される。関数の意味は説明があるが、問題文中にはない。別ページに記載がある。

文章では分かりづらいと思いますので図示します。個数(B$3:B3)、合計 (B$3:B3) のような、エクセルに似た仮想の関数で出題されます。関数内容は、「表計算仕様」から確認できます。
知っていれば何でもありませんが、知らないと悩んでしまいます。

効率よく公開過去問で練習

模擬試験として、CBT疑似体験ソフトで公開過去問を練習できます。
自動採点してくれるので、CBT疑似体験ソフトは勉強効率がかなり良いです!
PDF形式での公開過去問と回答もありますが、100問分の答案用紙を作って、採点して、分野ごとに集計するのは手間です。
その点、自動採点が便利で、このソフトだけで過去問練習には十分です。
各問ごとの回答と正答も表示してくれるので、非常にありがたいです。

疑似体験ソフトの使導入方法

導入方法はこちらをご覧ください。このソフトはすぐれものですので、是非どうぞ!

試験日の調整

試験日の変更方法およびキャンセル待ちの方法

勉強の進捗が良ければ、試験日程を前倒したくなると思います。
記憶は忘れていくものなので、よく覚えているうちに受験が◎!
そこで、キャンセル待ちで試験日程の空きをチェックする方法を説明します。
まず、基本的には約2か月後の試験日が申し込めます。その間は空きが非常に少ないです。
逆に、直前は少し空きがあります。おおよそ直近1週間くらいが、キャンセル待ち狙いの目安と言えそうです。

どのように空きチェックするか次に示します。
公式サイトからログインし、都道府県ごとの各会場に対して、受験可能なスケジュールを確認できます。

  1. 公式サイトから受験申込みページへ
  2. 利用者メニューへログイン
  3. 受験申込内容の表示・変更ページへ
  4. 申込内容変更
  5. 受験したい都道府県を選択
  6. 試験会場を選択
  7. カレンダーから受験可能な日程を確認

カレンダーの日付に下線があるのが、選択可能な日です。
上記の例は、私が実際にキャンセル待ちをしていた1/4時点の状態です。1/9が選択可能で、その後しばらく選択不可。3月に入ると選択可能になっていました。

このキャンセル待ちを活用して、覚えているうちに受験して、合格率を高めましょう!

さあ受験!

当日の持ち物(必要なもの・あると良いもの・要らないもの)

当日は、受験確認票と本人確認書類(写真つき)が必要です。本人確認書類の詳細はこちら
前日までに準備しておき、鞄に入れておきましょう!

当日の持ち物を次にまとめます。

当日に必要なもの
・受験確認票(紙に印刷したもの)
・本人確認書類

当日あるとよいもの
・テキスト ないし 簡単に復習できるもの

当日要らないもの
・シャープペンシル(会場で用意)
・メモ用紙(会場で用意)
・電卓(持ち込めない)
・関数電卓(持ち込めない)
・時計(持ち込めない)

繰り返しですが、MUSTで必要なものは受験確認票と本人確認書類です。
受験確認票はPDFです。公式の利用者メニューからダウンロードします。(下記ご参照)
プリンタが自宅にない方は、コンビニなどでメディアプリント可能です。

他にあると良いものはテキストです。
会場入りしてから入室するまで、多少の待ち時間があります。待ってる間にテキストの重要な章を確認しましょう!

逆に不要なものは筆記用具です。会場で準備している物のみが使えます。ご自身で準備する必要はありません。他会場でも、逆に不正行為防止のため、筆記用具・スマホの類は持ち込めないルールと思います。
このあたりは、見直される可能性があります。最新の受験仕様は、ご自身の確認票の注意欄に記載されます。
予めよく読んでおきましょう!

当日の流れ

私の経験談です。
会場に入ると、試験する部屋の前に受付があり、受験確認票と本人確認書類で本人チェック。
その他はロッカーにしまって施錠しました。
その後、試験開始時間の少し前に、全体説明を受けて入室。
本人確認書類でCBT用のソフトにログインし、試験開始時間を待つ流れでした。

会場によって違うでしょうが、おおまかな流れは似ているのではと思います。

直前に見ておきたいポイント

試験直前に見ておきたいポイントは、情報セキュリティです。
というのも、ITパスポートの全分野の中で、情報セキュリティ分野からの出題率が圧倒的に多いためです。
使用していたテキストでは、15章 情報セキュリティの章です。

ご参考として、FOM出版社㈱のサイトに2021年度の出題傾向分析が公開されています。この調査結果によりますと、出題中の2割が、セキュリティ分野から出題されています。

よって、直前は、頻出である情報セキュリュティの章を確認しておくと、得点率が高まるでしょう!

試験結果

無事、試験を終えられましたら、合否が気になると思います。
試験結果の確認方法について説明します。

試験結果レポート

受験後にまず分かるのが、試験結果レポートです。合格基準も公開されていますので、この時点で合否が分かります。
私の場合は、受験後その場では確認していませんでしたが、1時間程度で結果が見れる状態になっていました。

利用者メニュー – 試験結果関連メニュー – 試験結果レポートダウンロードから確認できます。

合格点は固定。得点を調整する可能性があるとのこと。
合格点ギリギリの方は、最終の合格発表まで結果が不透明になりそうです。
基本は超えていればOK。足りていない方は、運良く得点調整で合格点を超える可能性を待つ、のようです。

合格発表・合格証書

時期が来ると、こちらに合格者の受験番号が公開されます。また、合格証書が届きます。
遂に正式な合否が確定します!

時期ですが、合格発表は試験日の翌月中旬、官報および証書の送付は翌々月が目安です。

最後に

以上が、私が実際に体験した「ITパスポート試験の申込から合格までに必要なこと」です。
ITパスポート試験は、比較的かんたんと言われていますが、勉強しないと合格は難しいと思います。
試験で問われる知識は、社会人として、間違いなく役に立ちます。
コツコツやって、ITパスポート試験の合格を勝ち取りましょう!

決意して少しずつ続ければ、きっとできます!

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです!
それでは、読んで頂きありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次