フレイル予防に役立つおすすめの介護資格5選

flailty

2025年問題(団塊の世代が後期高齢者となられる)をご存じでしょうか。


高齢者の人口の増加を受け、介護の人手不足問題は深刻化。今や介護から予防介護への転換が待ったなし、と言われています。
シンクタンクの試算では、介護予防の拡充により、介護保険費用が1.5兆円も削減できるという試算もありあります。
そんな中、介護予防の観点のひとつとして、「フレイル予防」という考え方が広まりつつあるのをご存じでしょうか。

「フレイル」はFrailtyのことです。要介護となられる方は、健康な状態から「フレイル」を経て介護に至ると言われています。
例えばこちらにも詳しく述べられています。

フレイルはオーラルフレイルから始まるとも言われます。
フレイルの代表例としてサルコペニアが挙げられます。
サルコペニアとは加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。

フレイルには、身体フレイル、心理フレイル、社会的フレイルがあると言われ、それぞれの観点からケアが求められます。
2020年から、厚生労働省が後期高齢者向けにフレイル検診を義務化する指針を打ち出しました。
介護関連の業界で、今後ますます重要度が高まると思われるフレイルについて、
スキルアップにつながる介護の資格をご紹介したいと思います。

今回の記事は次のような人におすすめ!
・介護業界で勤めていて、新たな学びを求めている
・「フレイル予防」についてスキルアップしたい

それでは、どうぞ!

目次

介護予防運動指導員

東京都健康長寿医療センター研究所が運営する養成事業のひとつです。
受講要件があります。基本的に国家資格を前提としています。
介護職の方は間口が広くなっていますが、それでも実務経験2年以上が求められます。
下記トピックの通り、介護予防活動に関する全般的な内容です。

受講要件医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、
看護師、准看護師、臨床検査技師、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、
社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、
歯科衛生士、あん摩マッサージ指圧師、
はり師、きゅう師、柔道整復師、
栄養士、介護支援専門員、健康運動指導士等、
介護職員基礎研修課程修了者、
訪問介護員2級以上で実務経験2年以上の方、
実務者研修修了者・初任者研修修了者で実務経験2年以上の方、
および上記国家資格の養成校等の卒業見込みかつ資格取得見込み者
(国家試験受験者)
講習内容指定事業者による講習会を受講
講習と実習あり
事業者によってはe-ラーニングあり
講習トピック老年学、介護予防概論、地域づくりによる介護予防論、
高齢者の社会参加と介護予防、
介護予防・日常生活支援総合事業と 介護予防コーディネーション、
行動科学特論、介護予防評価学特論、
介護予防評価学実習、介護予防統計学、
リスクマネジメント、
高齢者筋力向上トレーニング特論、
高齢者筋力向上トレーニング実習、
転倒予防特論、転倒予防実習、尿失禁予防特論、
尿失禁予防実習、高齢者栄養改善活動特論、
口腔機能向上特論、腔機能向上実習、
フレイル・サルコペニア予防特論、
認知症予防特論、認知症予防実習、
うつ・孤立・閉じこもり予防特論

講習課程一覧はこちら
会場、日程各事業者による
申込各事業者による

介護予防健康アドバイザー

中高齢者が安全に運動できるよう適切にアドバイスし、健康的な暮らしをサポートするのが介護予防健康アドバイザーの役割です。NESTA JAPANが全面監修し、ユーキャンの講座で取得できます。

受験資格特段の要件なし
試験日程受講開始から6ヵ月間は何度でも受験可能
試験内容添削課題と最終課題(資格試験)を提出し、最終課題で合格すること。
受験手数料29,000円
(テキスト、受講料、受験料含む)
合格証書合格者には認定証を発行
申込方法ユーキャン公式サイトから申し込み

介護口腔ケア推進士

一般社団法人 総合健康支援推進協会が運営される検定資格です。
オーラルフレイル、ひいては心身のフレイルに繋がっていく統計データがあり、
口腔ケアがQOL向上の第1歩として重視されています。

受験資格特段の要件なし
試験方式CBT方式
試験日程2022/1/10(月)~ 12/26(月)
申請期間2022/1/6(木)~ 12/23(金)
開催地全国各地のテストセンター
試験内容50問 5肢択一方式
60分
公式テキスト(Amazonで購入可能)の全範囲と公式テキストの内容を理解した上での応用問題及び最近の時事問題
[トピック]
介護と口腔ケア、口腔と関連器官の構造、口腔に見られる症状と関連する疾患、口腔ケアの
実際、口腔ケアの意義、環境の観察法、症状に応じた口腔ケア方法、看取りと口腔ケア、専
門家・専門機関との連携など介護に特化した口腔ケアに必要な知識
受験手数料¥8,460
クレジットカード ・コンビニ支払い/easy-payが利用可能
合格基準問題の総得点の7割を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の者
合格発表即時判定
合格証書・試験合格後、試験会場にて試験結果レポートが渡されます
・合格者には認定証を発行
・認定証の希望者は認定証発行手数料¥3,000が別途必要
・試験結果レポートに記載の方法で支払い
・確認後1ケ月程度で受験申込時に記載の住所に認定証を郵送
資格の更新更新なし
申込方法CBTSよりインターネット申込
申し込み日より3日以降の予約が可能
受験予約のキャンセル、変更、確認等はマイページから可能。

レクリエーション介護士

本アクティブコミュニティ協会が運営される検定資格です。
多くの介護現場において、レクリエーションが取り入れられています。
その役割は娯楽や遊びを通して利用者さんのQOL(Quality of Life)の向上や脳の活性化、身体機能の向上を図ることです。
レクリエーション介護士講座では、基礎から応用・実践方法までを体系的に学ぶ講座です。
芸人”レギュラー”さんが取得し活躍されていることでも有名です。

受験資格2級:どなたでも受験可能
1級;2級取得者
マスター:1級取得者
試験方式講座を通して学び、筆記試験の合格を以って認定する方式。
講座は次の3通り
1. ユーキャンの通信講座
2. 通学講座
3. 団体研修
合格証書合格者に郵送
資格取得までの流れ[ユーキャンの通信講座]の例
1. 資料請求
2. 受講お申し込み(資料同封) or ユーキャンのホームページから申込
3. 受講料の支払い
4. 受講セットで勉強
5. 在宅で資格試験
6. 筆記試験・添削課題の提出
7. 合格・認定証授与
標準学習期間3ヵ月(期限は受講開始から12ヵ月以内)
受講料[ユーキャンの通信講座]の例
35,000円

以上、介護関連の業界で今後ますます重要度が高まると思われるフレイルに関する資格のご紹介でした。

いかがでしたでしょうか。
この記事が皆様のお悩みの解消に役立てれば幸いです!
それでは、読んで頂きありがとうございました!

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