【日商簿記3級】独学一か月で合格できたおすすめの勉強方法

日商簿記3級(通称:簿記3級)は、日本商工会議所が実施している検定試験です。
実際に2022年に、独学で一か月・16時間の勉強期間で合格した筆者が、おすすめの勉強方法をご紹介します!

今回の記事は次のような人におすすめ!
・日商簿記3級の受験を考えている
・勉強を効率よく進めたい

日商簿記3級の申込から合格までの全体的な流れについて知りたい方は、こちらをご覧ください。

【日商簿記3級】申込から合格まで必要なこと_まとめ

それでは、どうぞ!

目次

使用したテキスト

下記テキストを使用していました。次のメリットが気に入って使っていました。
実際に私を合格まで導いてくれたテキストです。おすすめです!

・本番に即した問題演習ができる。
・暗記チェックができる。
・苦手分野を繰り返しトレーニングできる。

テキストではないのですが、次のアプリも非常に有効でした。スキマ時間で、テキストを持っていない時でも反復練習ができました。iOS版android版どちらもあります。

パブロフ簿記3級lite

おすすめの勉強方法

いきなり結論

いきなりですが具体的な勉強方法の結論は次です。

  1. 「究極の仕訳集」で繰り返し暗記チェックする
  2. あらかた暗記できたら本試験予想問題集を解く
  3. 間違えた箇所をテキストの解説で復習する

そして大事なのは次の表を見ながら練習すること!

ちょっと補足。
[借方・貸方]
 表の左側(貸借対照表の場合は資産)を借方、右側を貸方と呼びます。
 初めて見るとなんじゃそれ?という言葉ですがすぐに慣れます。
[勘定科目]
 「仕訳」というのを何度もやるのですが、その時に出てくるのが勘定科目です。
 例えば、「売上」は収益の勘定科目です。「仕入」は費用の勘定科目です。
 こちらもすぐに慣れます。

※詳しく知りたい方はテキストやYouTubeなどを参照ください。
 そういうものだと思って仕訳の反復練習に入ってもOKです!

順を追ってご説明しましょう!

短く区切って覚える

まず記憶するには短く区切って覚えるのがおすすめです。
こちらは、元東大王の鈴木光さんも仰っています。
私自身も、今回のITパスポート試験の勉強の中で強く感じたところです。
なぜ短く区切るのが有効かというと、忘れてしまうからです。

人は忘れる

人は覚えたはずのことを忘れてしまいます。
脳科学的にも認知されていて、一般に、「忘却曲線」と言われています。
人間の脳の特性として、”覚えたことは時間が経つとどんどん忘れていく”、というものです。
例えば次の記事でも紹介されています。

エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング

ということで、人は忘れる生き物なので、忘れることはどうしようもありません。
対策は、ちょっと忘れた頃に覚え直すと良く記憶に定着すると分かっています。
ちょっと忘れた頃としては、次ぐらいのタイミングです。

  • 読んで10分後
  • 一晩
  • 一日

ですので、一日15分の勉強として、最初に読んで、終わりにチェックするやり方はかなり有効です。
また、夜に一度覚えて、朝にもう一度チェックする、などもかなり良いやり方です

インプットとアウトプット

もうひとつ大事な事として、インプットとアウトプットがあります。
教科書を一生懸命に読んだのに、問題集をやると全然解けない!ってことありませんか?
そうアレです。

簿記は仕訳や精算のやり方を問われます。貸借対象表や損益計算書の背景には仕訳が付いて回ります。
徹底して仕訳を繰り返し覚えこむまで反復練習が必要です。

となると、知識問題を記憶していったのと同様、インプットとアウトプットの繰り返しが重要になります。

インプット = 覚える
アウトプット = 覚えているかチェックする

その時に重要なのが先ほどの表です。
仕訳をするときに、勘定科目が借方にくるのか?貸方にくるのか?理解をサポートして間違いを減らしてくれるのがこの表です。表を見ながら、「仕入は費用だから借方」、とか「売上は収益だから貸方」を反復練習すると、安定して繰り返し解けるようになります。

勘でもできるのですが、再現性が悪いです。
想像してみてください。本試験は制限時間タイマーが刻まれる中、焦りながら問題を解くことになります。
いつもだったら間違えないミスを3つ重ねると、80点が74点ぐらいになり、実力は合格圏なのに一気に危険域に迫ります。
まとめ記事でも触れていますが、簿記3級の試験はミスつぶしが重要です。0の打ち間違い、プルダウンの選択ミス、借方貸方のうっかりミスだけで10点失うこともあります。

この表が書けて、この勘定科目は負債だから仕訳では貸方、という考え方を身に付けられれば、理解も早くて、ミスも減らせて一石二鳥です!
下記の表は超重要ですので、ぜひ意識してみてください。

さらに、今回紹介した「究極の仕訳集」を使うと、早く反復できます。
体裁が左ページに問題、右ページに答えとなっていて、左ページの問題だけ見てぱっと答えられれば身についている。
悩むようならまだ。答えられないならじっくり解説まで読み直し。
これを繰り返すだけで、短時間で身に付けることができます。

本はちょっと速い

また、これはご参考ですが、興味深い記事があります。電子書籍 vs 本の読書スピードに関する記事です。
結果は、本の方がスピード速い、です。

電子書籍は紙の本より読書スピード遅い――専門家がテスト

電子書籍・アプリのメリット:持ち運びしやすい
本のメリット:情報を読み込むスピードが早い

と言えそうです。
感覚的にも理解できるのですが、アプリやwebサイトで各トピックを読んでいくよりも、テキストの該当ページをざーっと読む方がスピードが早い、ということのようです。
学校や職場ではアプリを使って、家などで集中的に勉強できるときは本を使うのが良さそうです。

幸い、簿記はメジャーな資格のため、アプリ系も充実しています。
実際に使ったのは「パブロフ簿記」アプリです。仕訳問題を繰り返し練習することができました。

さいごに

改めまして結論をもう一度述べますと、おすすめの勉強方法は次の通りです!

  1. 「究極の仕訳集」で繰り返し暗記チェックする
  2. あらかた暗記できたら本試験予想問題集を解く
  3. 間違えた箇所をテキストの解説で復習する

この勉強方法で進めれば、記憶して忘れてを早いサイクルで繰り返すことで記憶定着し、合格圏内まで効率良くたどり着けることでしょう!

簿記に限らず、有効な方法と思います。
是非、有効活用して頂けたらと思います。
実際、iパスの時もほぼ同じ作戦で合格することができました。

さて、今回は日商簿記3級について、おすすめの勉強方法をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。この記事が皆様のお役に立てれば幸いです!
それでは、読んで頂きありがとうございました!

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