暗号資産取引所に関してトラベルルールという法規制があるのをご存じでしょうか？
基本的な規制遵守と監視のほか、マネーロンダリングの防止、テロ資金供与の防止、税務申告と課税などを目的としてトラベルルールが設けられています。
トラベルルールは取引所への登録や報告義務の設定、送金制限の導入、個人情報の収集など、様々な規制や手続きが存在します。これにより、暗号資産市場の透明性と安全性を向上させることが狙われています。
さて、そんなトラベルルールですが、暗号資産を取り巻く状況がまだ過渡期であるため、ルール変更が頻繁にあります。
2023年6月からのルール改正で、今までできていた取引ができなくなるケースが起きています。
私の環境では、GMOコインからBybitへ送金できていたのが急にできなくなり、焦りました。
幸いにもちょっとした設定変更で対応できるケースでした。
Tipsとして共有したいと思います。
GMOコインアプリからBybit送付先の所在地を追加
どんな設定変更かと言うと「Bybit送付先の所在地の追加」です。
トラベルルール対応として、GMOコインのFAQが公開されています。特定取引所のほか、特定国の取引所との取引を制限するようです。
その対応として送付先の所在地の追加設定が必要です。
大した話でなくて、次のとおり設定するだけです。
Bybit所在地？？？となり、調べたところ、多くヒットするのが「シンガポール」でした。
しかしこれは誤りで、正しくはドバイにあるようです。2023年4月の公式情報は以下の通りです。
Bybit本社オフィスの立ち上げ発表：Bybit CEO Benからのメッセージ
所在地の選択項目としてドバイはないため、「アラブ首長国連邦」を選択します。
これで無事にGMOコインからBybitへ送金できるようになったはずです。
同じ悩みに遭われた方は、ぜひお試しください。
以上になります。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、読んで頂きありがとうございました！
