みなさんのご家庭でも電気代が高くなっていないでしょうか?
新電力の登場で安くなってきていたのに?
なぜ高くなったのか。安く抑えるにはどんなことができるのでしょうか。調べてみました。
なぜ電気代は高くなった?
日本の電気料金は、燃料調整によって変動することがあります。燃料調整とは、電力会社が発電に必要な燃料の価格変動を、電気料金に反映させる仕組みです。
燃料調整額は、毎月の電気料金に加算される形で請求されます。燃料調整額は、天候や国際情勢などの要因によって変動するため、毎月の電気料金も上下することがあります。
2023年の日本の電力卸売価格については、現時点で公式発表されている情報はありません。しかし、過去数年間の動向を見ると、以下のような傾向があります。
2019年には、再生可能エネルギーの導入促進や、電力自由化の進展などにより、電力卸売価格は低下しました。一方、2020年には新型コロナウイルスの影響により需要が低下し、再生可能エネルギーの需要も減少したことから、電力卸売価格は低迷しました。
2021年には、需要が回復し、火力発電の燃料費が高騰したことにより、一時的に電力卸売価格が上昇しました。しかし、再生可能エネルギーの導入促進や、電力自由化の進展などにより、電力卸売価格の下落圧力は依然として続いています。
今後も、再生可能エネルギーの導入促進や、電力自由化の進展により、電力卸売価格は低下する可能性があります。ただし、燃料費の高騰や需要の変化などの要因によっては、上昇することも考えられます。
・燃料費の高騰
・電気の需要の復活
・再生可能エネルギーの導入促進
・電力自由化の進展
・政府による補助金
アフターコロナが近づき、燃料費の高騰と需要の復活のダブルパンチになりました。
これが電気代の上昇の原因です。
日本政府では、電気代の急激な上昇を防ぐため、調整補助金を設定してくれているそうです。
それでも高めに出てしまっているのが現状のようです。
電気代を安く抑えるには?
安く抑えるためには、以下のような方法があります。
- 電力自由化の活用:電力自由化が進んでいる現在、自分に合った電力会社を選ぶことができます。料金プランや割引サービスを比較し、より安くなる電力会社を選ぶことができます。
- 節電:電気料金を安く抑えるためには、節電が必要です。冷暖房や照明などの使用量を減らすことで、電気料金を削減することができます。
- エネルギー効率の高い家電製品の使用:エネルギー効率の高い家電製品を使用することで、電気料金を削減することができます。新しい家電製品を購入する際には、消費電力量を比較し、省エネルギー基準に適合したものを選ぶようにしましょう。
- 太陽光発電などの導入:自宅に太陽光発電システムを導入することで、自給自足の電力供給が可能になり、電気料金を削減することができます。
これらの方法を組み合わせることで、より効果的に電気料金を削減することができます。
ところで新電力って?
ところで新電力の仕組みはご存じでしょうか
新電力とは、電気の販売に特化した会社で、電力自由化の進展に伴い、従来の電力会社以外にも、新しい電力会社が参入するようになりました。新電力は、従来の電力会社と比較して、どのようにして電気代を安く提供できるのでしょうか?
新電力の電気代が安い理由の一つは、発電事業を行っていないことです。従来の電力会社は、発電、送配電、販売といった全ての工程を一貫して行っていましたが、新電力は販売のみを行い、発電や送配電は別の企業が行っています。そのため、新電力は自社の発電設備を建設する必要がなく、そのコストを節約できます。
また、新電力は、従来の電力会社と比較して、経営コストを削減できるメリットがあります。従来の電力会社は、大規模な電力インフラを保有しているため、維持管理や更新に多額のコストがかかりますが、新電力は、電気販売に特化しているため、そのコストを削減できます。
新電力が電気代を安く提供する仕組みとして、オークション方式があります。電力会社から仕入れた電気を、最も安く買い受ける企業に販売する方法で、新電力はオークションに参加することで、安い電気を確保することができます。
今後は、再生可能エネルギーの導入が進むことで、新電力の取り扱う再生可能エネルギーの割合が増加すると考えられます。また、需要家が自らの発電設備を保有する「プロシューマー」が増加することで、需要家と供給業者を直接結びつける取引が進むことが予想され、新電力の市場拡大が期待されています。
今回のまとめ
ということで、まとめていきます。
これまでの流れは、新電力の登場で電気代の競争で安くなる流れがありました。
そこにコロナ禍による電力需要の低下があり、卸売価格がさらに下がっていました。
ところが逆にコロナ禍の状況が変わってきた中で需要が復活してきています。
燃料価格アップと需要アップで卸売価格が上がりはじめました。
結果、新電力含めて、どこの電機会社でも電気代が上がってきた、という理解で良いようです。
ということは、これから電力業界の再編が起こり、今まで安かった所がそうでもなくなったり、その逆も起こってきそうです。
先々まで固定の電力会社と契約するより、定期的に見直しを図るのが良さそうです。
私自身も、これまで契約していたところがあまり安くなくなり、エネチェンジを使って見直しました。
シミュレーションで有望そうな会社を絞り、後はプラン表を見て比較しました。
私の地域では、次が有望そうでした。
地域の基幹の電力会社は燃料調整費が低めなため、候補に残りやすいのではと思います。
- TERASELでんき
- HTBエナジー
- 丸紅新電力
- オクトパスエナジー
- ミツウロコグリーンエネルギー
- コスモでんき
- 大手電力会社10社(東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北海道電力、北陸電力、沖縄電力)
エネチェンジの良いところは次があります。
・エネチェンジを使って契約できるところ以外も比較してくれる。
・エネチェンジ経由で契約すると、キャッシャバックがある会社が多い。
・電気代だけでなくガスも見直せる
先の流れからすると、コロナ禍の過渡期で、料金が高めになっています。
要素が複雑で、何となくすぐに収束しなさそうです。
有望そうなところで、キャッシュバック期間は様子を見て、その後にもういちど見直すのもアリだと思います。
ご家庭の電気代を見直してみてはいかがでしょうか。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは、読んで頂きありがとうございました!