一般に、就きたい仕事に関連した資格を持っていれば、就職に有利と言われています。資格を持っていることは、その分野の専門知識や技術を持っていることを示し、企業にとって貴重な人財資産となります。ニーズが高いとされる資格はどんなものがあるのでしょうか?調査してみました。
宅地建物取引士
通称、宅建士です。
不動産業界で働くために必要な資格であり、不動産の売買や賃貸借に関する契約の仲介や顧客へのアドバイスを行うことができます。
また不動産会社に勤務した場合、月1から3万円程度の手当が期待できます。
国家資格です。毎年20万人が受験すると言われます。それだけニーズが高いと言えるでしょう。
簿記技能検定
会計や財務の分野で活躍するために必要な資格であり、簿記の基礎から応用までの知識が求められます。
実際に会計業務に携わる方以外にも役立つとされています。異分野のマネジメント層の方が取得されることもあります。
エンジニア職でも営業職でも製造職でも、財務的な要素と無縁な仕事はほぼありません。そういう意味で、あらゆる業種で役に立つと言われます。
また、職種によっては資格手当として月額1万円程度が支給されることがある場合があります。
また、資格手当以外にも、簿記の知識や技能を活かすことで、昇給や昇進などのキャリアアップにつながることがあります。簿記の知識は、企業や組織において重要な役割を担っているため、簿記に関するスキルや知識を身につけ、実務経験を積むことで、将来的に高いポジションに就くことができる可能性があります。
TOEICやTOEFL
グローバルなビジネスに携わるために必要な英語力を証明する資格であり、国内だけでなく海外企業にも求められることがあります。
TOEICやTOEFLのスコアを提出することで、自分の英語力をアピールすることができます。企業側も、英語が必要とされる職種においては、英語能力を持った人材を採用することが望ましいため、スコアを重視する傾向があります。
また、英語力が高い人材は、国際的な取引や顧客とのコミュニケーションなど、グローバルなビジネスにおいて重要な役割を果たすことができるため、高い給与を得ることができる可能性があります。
管理職にTOEIC○○点以上を課している会社もあります。英語に人材教育コストを掛けている会社は数多く、必要なスキルのひとつに位置づけられている、と言って良いでしょう。
IT系資格
情報技術の分野で働くために必要な資格であり、プログラミング言語やネットワークの知識、データベースの管理などが求められます。代表的なものには、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、マイクロソフト認定資格、シスコ認定資格などがあります。
IT業界は技術の進歩が著しいため、最新技術を習得することが求められます。そのため、IT系の資格を持つことで、企業側から見て、スキルアップに積極的な人材であることがアピールできます。
ただし、資格を取得することはあくまでも自己啓発であり、あくまで資格だけで判断されることはありません。企業側は、資格を取得した上で、それを活かして仕事に取り組むことができるかどうかを見極めるため、実務経験やプロジェクト実績なども重視することがあります。
国家資格としては、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験が有力です。
多くの記述があると思うので割愛しまして、シスコ認定資格にフォーカスしてみたいと思います。日本でも広く認知されており、多くのITプロフェッショナルによって取得されています。以下に、一般的なシスコ認定資格の種類と、取得方法について説明します。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)- ネットワークの基礎的な知識とスキルを持つことを証明する資格です。日本国内では、シスコシステムズ合同会社や、その他のシスコ認定試験センターで受験することができます。
CCNP(Cisco Certified Network Professional)- ネットワークの設計、実装、およびトラブルシューティングに関する高度な知識とスキルを持つことを証明する資格です。日本国内でも、シスコシステムズ合同会社やその他のシスコ認定試験センターで受験することができます。
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)- ネットワークのエキスパートとしての知識とスキルを証明する資格であり、非常に高度なレベルの知識とスキルを必要とします。日本国内でも、シスコシステムズ合同会社やその他のシスコ認定試験センターで受験することができます。
また、シスコ認定資格は、オンラインでも取得することができます。シスコのウェブサイトから試験日程を確認し、オンライン試験を受験することができます。
シスコ認定資格取得についてもっと詳しく知りたい方は、シスコシステムズ合同会社のウェブサイトや、シスコ認定試験センターのウェブサイトをご参照ください。
以上、就職に有利な高ニーズ資格についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。どんなスキルを身に着けて就活でアピールしようか、あるいはキャリアアップを目指そうかお悩みの方へ、助けになれば幸いです。